中目黒で20年。東横線 目黒・渋谷・自由が丘エリアの小学生中学生対象 作文と読解の個別指導 国語塾。読解力・記述力育成の国語専科教室です。御三家をはじめとした中学受験対策も行います。 

中学受験予定の小学生の授業内容

たかぎ国語教室では、中学受験予定の生徒でも私立の生徒でも、低中学年で読み書きの基礎づくりを行っていくことに変わりはありません。4年生以降あたりから、志望校を鑑みた解説や受験の心得を伝えながらの授業にシフトしていきます。
中学受験をしない私立やインターナショナルスクールの生徒は、非受験の生徒の授業内容ページへ。

 
低学年は学ぶ姿勢づくりの段階です。
読み書きの基礎作りや授業を受ける態勢作りを中心に、学ぶこと自体にまず慣れていきます。本を楽しみ、言葉を紡ぐことを楽しみ、いずれ国語を好きになってくれるよう、さまざまな教材を使って飽きない工夫をしています。
 
中学年は主体的に考える力をつける段階です。
国語を学ぶことに慣れ、読んで考える、考えて書くという、インプット⇔アウトプットの作業を繰り返すことで、考える力を養います。常に少し上の課題を与えるよう、生徒の様子を毎授業高木が観察しながら、カリキュラムの調整をはかります。
 
高学年は中学受験準備段階です。
今まで培った読み考える力を、解く力に結びつけることを重視します。わからないものをそのままにせず、わからないことと向き合うところからはじめ、課題を解決することに繋げます。
併せて要約は引き続き行います。出来事に絡まる心情を自分の言葉で書き表す練習を重ねることは、心情記述と同じことです。出来事の理解・心情の把握、この二つが物語の読解の基本です。
その上で、少しずつ読解のテクニック(設問の読み方や本文の印付け)も学びます。

小学校低学年

60分集中することに慣れ、読む・書くという主体的な作業に慣れていきます。
本の中の誰かの気持ちを理解できるように丁寧に読むこと、気持ち言葉・様子言葉を使って短文を作ること、つなぎ言葉や指示語を知ることなど、本やプリントを駆使して多角的にアプローチすることで、子どもの学習意欲を引き出しながら、国語の授業に慣れていきます。
 
日本語での読み書きの基礎、すなわち母語の習得には、ご家庭での大人との対話や体験が不可欠です。入室された後も、ご家庭での毎日の対話や読み聞かせの時間を大切にすることを、保護者様にはお約束いただきたいと思います。ご家庭の協力があってはじめて子どもは伸びていくものです。
 
また、どんなに小さくても、子ども自身が「この教室で学びたい」と思ってくれていることを第一に大切にしています。先生の話を聞かない、自分の好きなことしかしたくないという状態ですと、まだ入室は難しいとお考えください。ひらがなカタカナができない、座っていられなかったり他の子の迷惑になってしまったりなど、躾が終わっていない段階も同様です。
 
国語という主体的な作業に関しては、子どもが主体的な姿勢でなければ取り組むことはできないと考えます。読みたくない子に無理に読ませる、考えられない子に解かせるというような強制は、子どもの国語力をかえって後退させます。
ですから、体験授業後に、必ず子ども自身の意志確認を行うようにしています。まだその気持ちになっていない場合には、また半年後、1年後に新たな機会を設けるようにしています。
 
逆に能動的積極的な姿勢であれば、どんどんレベルの高い教材へ進んでいきます。そのような意味ではスパルタかもしれません。楽しく学ぶことが低学年では重要ですが、楽しいだけの教室ではなく、授業内容については妥協しませんので、厳しい面もあることはご理解ください。
 

小学校3〜5年

漫画や文章の要約、オリジナルテーマ作文などを通じ、第三者に物事や気持ちを正確に伝える練習と、読解やことばのきまりの演習を並行して行います。
 
ある程度の志望校が決まっていれば、その学校の出題傾向から鑑みて、高学年で本格的な受験勉強を始めるまでにしておくべきことを行います。
たとえば、慶應中等部であれば知識をかなり幅広く演習する必要があるため、この時期から早めに取り組み始めたいです。開成や筑駒や葉など詩の出題がある学校を志望する場合には、詩の演習を多めに行ったり、麻布や武蔵を志望する場合には物語を多めに扱ったり、渋渋を志望する場合には反対に説明文を多めに扱うなど、4年生ごろから少しずつ志望校を見据えていきます。語句問題や基本読解演習もご要望があれば行います。
 
5年生は受験準備学年です。過去問演習で志望校特化の対策が効果的にできるようにするためには、基礎はこの学年でできている必要があります。
たとえば、空欄を作らないこと、時間配分をすること、記述の際に8割埋めることなどです。
それを翌年の受験指導段階で指摘されているようですと、志望校に合わせた解き方・書き方を解説する時間が奪われてしまいます。そうならないように逆算して受験のための基礎を固めていくのがこの学年だと考えています。
 
いずれにせよ、受験学年になった際に「本文が読めない」となると、解き方の解説ではなく本文の解説をしなければならなくなり、受験指導らしい受験指導ができなくなってしまうため、本を読むことが当たり前の日常になっているように、ご家庭でもご協力いただければと思います。希望者には読書指導や本の貸し出しや紹介も併せて行います。
ホームページトップの画像に載っている大きな本棚の児童書は、そもそも高木が家の本棚をそのまま持ってきたものです。(もちろん、都度新しい本を生徒のために購入していますが)それゆえ、どの本であっても高木が読了済みです。生徒にさわりだけ話して先が読みたくなるように仕向けたり、生徒の好みがわかったら似た傾向の本をすすめてみるなど、工夫しながら読書が身近になるように取り組んでいます。
ただ、どうしても借りたくない、読みたくない子も中にはいますので、そのような場合は無理してすすめず、機を見てまた話をするようにしています。読書を宿題のような形にするのは反対です。